注文住宅を建てる際に、皆さんが悩むところがこの「間取り決め」だと思います。
見た目の好みや部屋の大きさを優先すると、いざ住み始めてから使いにくい家だと感じてしまうこともあります。
住みやすい家のいい間取りとは?
暮らす人の家族構成や生活スタイル、家事で重視するポイントなどで、最適な家事ラクの間取りは違うものです。
そういった家族の暮らし方を考えて間取りを検討することがいい間取りにつながると思います。
家事動線とは?
注文住宅で間取り決めをする際に大切なのが、「家事動線」の設計です。
家事動線とは、家事する人が、無駄な動きをすることなく移動するための動線のことです。
家事する動線がコンパクトにまとまっていると、家事がしやすくなりますよね。
いい間取りにするメリットは?
家事をする際の移動距離が最小限になることで、家事の効率化だけでなく、生活の快適さを向上させる効果もあります。
スムーズに家事をすることができる動線で、その動線上の適材適所にちょうどいい収納が設けられているという間取りが、家事楽を実現できる間取りといえるのかもしれません。
家事動線と生活動線の違いは?
家事動線とは、料理や洗濯、掃除など、家事する人の動きを表した動線のことです。
生活動線とは、朝起きてから夜寝るまでの生活する上での動きを表した線のことを指します。
生活や家事において、何度も行ったり来たりする線を減らしてシンプルにすると、不便さを感じにくくいい間取りが作れます。
間取りつくりのポイント3つ
キッチン収納
キッチンの収納はスペースを確保するのも大切ですが、出し入れしやすいように工夫されていないと物が溢れて片付かないようになります。
そこで整理整頓のしやすいキッチンの間取りになっていれば、料理や片付けも楽になりますよね。
キッチンをよく使う奥様の動きやすさや背丈で収納場所の高さは変わってくるのでシステムキッチンなどを上手く活用することが良いでしょう。
水回りの集約
コロナの影響もあり、帰ってきてすぐ洗面所・お風呂場に行くというニーズも増えてきたように感じています。
最近の水まわりの動線は回遊性だけでなく、玄関からのアクセスも非常に重要です。
また、キッチンと隣接した洗濯&物干し部屋を設けることで、家事動線を短くしあちこちへ移動するストレスを軽減できます。
回遊動線
回遊動線とは、家の中の移動距離を短くできることです。
たとえば、水回りに回遊動線を採用すれば、キッチンで食事の準備をしながら、すき間時間に洗濯機を回したり、
料理と洗濯を同時進行しやすくなります。
移動距離が短くなり同時進行で家事を進められる間取りになっていると、効率が上がり家事が楽になりますよね。
間取りをよくするとこんないいことが
家事が楽になる
家事動線を考え家族のライフスタイルに合った間取りづくりをする事で、家事を効率的にこなせるようになります。
収納スペースが多くなる
家族のライフスタイルや収納の好み、家事動線を考えた間取りで収納を用意することで、
収納スペースが増え「片付く家」は実現できるのです。
まとめ
家事は毎日休みなく行われる為、ほんの少しの動きにくさや使いにくさであっても、積み重なって大きなストレスとなりがちです。
自分たちのライフスタイルに合った間取りづくりをする事で一つでも家事のストレスが減るかもしれません。
全てを叶える魔法のような間取りはないため、ご家族の中での優先順位を決めて、普段の家事で感じる
” モヤっとポイント ” をまとめておくとよいでしょう。
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